

小笠原青年の旅2018
旅の日程
2018年 9月14日(金)〜9月19日(水)
チャプレン司祭 太田信三
今年返還50周年を迎えた小笠原で、唯一のキリスト教会としてあり続けた日本聖公会東京教区小笠原聖ジョージ教会。小笠原愛作司祭をはじめ、彼の地で信仰を真乗り続けてきた人々、新たに移住してきた人々、そして世界自然遺産にも登録されている大自然との出会いの旅。かつて頻繁になされていた教区青年たちと小笠原との交流がこの旅によって再開されました。昨年は台風で中止。しかし、今年は素晴らしい天候ものと、迎えてくださったくださった聖ジョージ教会の皆さまから言い尽くせぬ恵と、言い表せないほどの感謝をいただきました。ご支援いただいた諸教会、諸団体にも心から感謝申し上げます。
この旅の「青年たちが小笠原に出会う」目的は達成されたように思います。しかし「出会う」だけで終われないと考えさせられました。小笠原愛作先生をはじめ現地の方は愛に溢れる方々でした。何もしていない私がこんなに恵まれていていいのかと、もどかしい気持ちにもなりましたが、今こそ小笠原の皆さまに恩返しをする時が来たと感じています。
小笠原聖ジョージ教会は、東京教区に欠かせない大切な教会です。今後交流を再興する際にこの旅を無駄にはしません。多くの方が小笠原と出会い、島を愛する機会に恵まれますように尽くしてまいります。
参加者の声


神はこの世を創られた後、見て極めて良いと言いました。しかし、多くの人はそれを忘れて生活しています。小笠原諸島を訪ねた我々も同じでしたが、到着してからはたくさんのことに対して恵まれていたことを心から感じました。小笠原愛作司祭を初めに多くの小笠原聖ジョージ教会の方達、またこのような体験ができるよう導いてくださった神様に感謝いたします。我々は小笠原諸島という場所の理解が足りなかったので、小笠原の教会のために何も準備することができませんでしたが、来年は事前に準備して教会の役に少しでも立てたらいいなと思いました。
島に降り立った時、ここにしかないモノをたくさん感じて帰りたいと思い『今』を大切にしようと心に決めました。父島はとても静かで、そこに広がる景色の美しさは言葉にできません。豊かな自然と温かい島の人たちが、私をとても穏やかな気持ちにしてくれました。そして目の前にあるものをじっくりと見つめた時間のおかげで、普段の自分がいかに先のことばかりに心奪われているかを痛感させられました。この6日間を通して心の中に平和をもらって帰ってきたように感じます。この平和を、温かい気持ちを、絶やさずに守りたいです。


滞在中、最初から最後まで、まる昔からの知り合いのように接してくださる島民の温かさ。そして長年その人々の生活の大切な一部となっている小笠原聖ジョージ教会という存在。自分自身を見つめ直して、同時に教会のあり方についても考えさせられました。小笠原は普段の生活で常に感じる「時が過ぎていくことへの恐怖」を感じない不思議な場所。小笠原の良さは「素晴らしい」「綺麗」という言葉では表し切ることができません。皆さま小笠原に足を運んでみてください。考え方や価値観が揺さぶられる何かが必ずあります。
小笠原諸島は、実に夢の島である。昔も硫黄島を通じて、小笠原諸島について多少も聞いたことはあるけど、ほぼ第二次大戦のことなので、なんだか戦場の跡だらけのところじゃないかと思っていたんだけど、これほど自然に恵まれて、言葉で形容できないほど美しいとは想像でさえできなかった。この奇跡の島に、青空の下に、碧山の前に、真っ白の教会が静かになっていることそのものも絵のように美術的である。そちらで聖餐式を受けることも、一生の貴重な思い出である。太陽の光を浴びながら、心の疲れも癒される。島民たちもみんな暖かくて、かえって旅に出るのではなく、家にいるみたいな感じも涌いてきた。もし機会があるならば、ぜひ、もう一度この夢の島に戻ってきたい。
